私の好きな車たち〜VWタイプ1 1967年式&VWタイプ1 1303S

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空冷ビートルで一番の狙い目か〜VWタイプ1 1967年式

 

製造された期間が長いだけに、年式によりかなり形態が異なるVWタイプ1は、どの年代のモデルを選べば良いのか悩むところです。単純に外観の雰囲気だけで選ぶならば、初期のスプリットウィンドウやオーバルウィンドウがベストなのですが、実用面や安全面で難があり、手を出しにくい部分があります。日常的に足代わりにするなら高年式が無難とも言えますが、外観的に本来のタイプ1らしい雰囲気がかなり損なわれてしまっているので、そこが我慢のしどころになります。

そうした事を考えると、ミッションのシンクロ化、テールランプの大型化とウィンカーの装備、窓の拡大など、実用性や安全性が大きく向上した1960年代のビンテージモデルの選択がベターとも言えます。この年代のモデルなら、タイプ1本来の雰囲気もまだまだ残っていますし、折衷策としては丁度良いところでしょう。ただし、電装系は6Vのままなので、オリジナルの状態で乗るには夜間の走行に不安が残ります。

その面も考慮すると、電装系が12V化され、外観面でビンテージと高年式の特徴を併せ持つ、通称「ロクナナ」と呼ばれる1967年式がベストな選択になりそうです。このロクナナは、垂直に立ったヘッドランプに高年式の特徴が顕れていますが、テールランプはビンテージ仕様のままで、バンパーもまだプレス化されていないなど、まだまだビンテージな雰囲気が残っている点がポイントになります。その外観には評価が分かれるようですが、個人的には十分好感が持てる形です。

ただ、何しろ1967年の1年間だけ生産されたモデルなので、絶対的なタマ数が限られる問題はあります。とは言え、元々生産台数の非常に多いタイプ1なので、入手困難という程ではありません。このロクナナ・ビートルは、タイプ1を買うとすれば一番の狙い目だと思っています。

 

空冷ワーゲンの不人気モデルも悪くない〜VWタイプ1 1303S

photo by RL GNZLZ

 

VWタイプ1の中であまり人気がないのが、ストラットサスペンション仕様の1302と1303です。1302でまずフロントマスクがずんぐりした印象になり、1303では更に特徴的だった平らなフロントウィンドウが曲線的なものに変わった為、タイプ1本来の雰囲気が損なわれてしまい、ファンには不興を買っています。

しかし、別の見方をすれば、車として完成度の上がっているモデルが不人気故に安価で手に入るのですから、外観にさほど拘りがないならお買い得であるとも言えます。フロントサスペンションが従来のトーションバーからストラットに変わった事により、乗り心地がソフトになると共に5.6mもあった最小回転半径が5.3mに縮小、又トランクスペースも拡大されているなど、実用車としての魅力が上がっている点は見逃せません。

特に、通称「マルサンカブリオ」と呼ばれる1303Sカブリオレは、一層魅力的に感じます。やや不恰好なマスクや、タイプ1らしくないラウンドしたフロントウィンドウも、コンバーチブルボディには不思議とマッチしていて、十分に様になる形になっています。映画「キャスパー・マジカルウェンズデー」で、ヒロインがオレンジ色のマルサンカブリオを乗り回すシーンがあるのですが、なかなか恰好いいなと思いながら見ていました。

このマルサンカブリオはセダンタイプより人気があるようで、その分中古車市場での価格も高めになりますが、それだけの魅力はあります。個人的には、現行車種であるザ・ビートルのカブリオレよりも魅力を感じる程です。もし、新車のマルサンカブリオが手に入るなら、購入してしまうかもしれません。

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