私の好きな車たち〜フィアット500&VWタイプ181

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ミニマム・トランスポーターの魅力〜フィアット500(ヌオーヴァ・チンクエチェント)

photo by Ben

 

日本市場においてもリメイク版の500が好調なフィアットですが、ベースとなった先代の500も忘れてはならない車です。正確に言えば、「先代」ではなく(本当の先代は水冷FF方式の四角いボディの車)、先々代の空冷RR方式の「ヌオーヴァ・チンクエチェント」と称されるモデルです。ヌオーヴァ・チンクエチェントは、ボディサイズがかつての360cc時代の軽自動車を僅かに大きくした程度のスモールサイズで、エンジンの排気量は500cc若しくは600ccという、正にミニマムなトランスポーターでした。

エンジンの出力も、13〜18馬力に過ぎないこれもミニマムな性能で、4輪版屋根付きスクーターと言ってもよい車でした。以前、このヌオーヴァ・チンクエチェントの中期に生産されたFタイプを所有していた事がありますが、エンジンをフィアット126用の650cc、24馬力の物に換装した仕様だったので、不自由しない程度には走りました。さすがにオリジナルの500cc、18馬力のエンジンだと、現代の交通の流れに乗れるかどうか微妙なところかもしれません。

エアコンなどという贅沢装備はなかったので(後付けも不可)夏は暑かったですが、冬は、キャビンが狭い為か空冷エンジンながらヒーターの効きが良く、十分車内が暖まりました。ぶつかった場合どうなってしまうのかという不安はありましたが、現代でも何とか実用になる車ではありました。現在でもこの車の熱心なファンがいて、専門店も存在します。再度乗りたいかどうかは別にしても、今でも気になる車です。

 

レジャービークルの始祖〜VWタイプ181

photo by SoulRider.222

 

タイプ1(ビートル)のコンポーネンツを利用して製造されたタイプ181は、元々軍用車としての生い立ちを持ち、大戦中にナチス・ドイツが活用したキューベル・ワーゲンの近代版と言える性格を持った車でした。しかし、程なくして民間用としても製造販売されるようになり、殊に北米では「シング」というニックネームが付けられ、一定のユーザーを獲得したようです。いわば、レジャービークルと呼ばれるジャンルの車の始祖的な存在と言えます。

そのボディは、単純な面によって構成された直線的なデザインで、ベースモデルのタイプ1とは対照的な雰囲気を持っていました。屋根はハードトップではなく折り畳み式の幌で、雨天でない限り基本的にオープン走行を前提にした設計となっていました。動力性能の面では、タイプ1よりも100kg程重い車体に、タイプ1そのものの1.5L若しくは1.6L空冷フラット4が搭載されたので、それ程多くを望む事は出来なかったでしょう。駆動方式も4WD化はされておらず、RRのままだったので、悪路の走破性もそれなりだったようです。しかし、元々がヘビーデューティーな雰囲気を楽しむ為の車なので、それで十分だったと言えます。

このタイプ181は、特に北米仕様を中心に中古車市場に出回っており、日本でも空冷VW専門店などで購入する事が出来ます。ただし、タマ数は決して多くなく、価格も程度にもよるものの200万円前後のプライスタグが付けられている事が多いので、空冷VWの中では比較的購入のハードルが高い車種と言えます。しかし、個人的にはこのタイプ181は好きな車種で、いつかは手に入れてみたいと思うくらいの魅力を感じています。

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